TOPICS

トップページに戻る

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

新年賀詞交歓会を開催 委員会活動の推進に注力

 1月30日,東京・港区の明治記念館で第2回新年賀詞交歓会を開催しました。
 会の冒頭,登壇した佐々木浩会長は,「3年振りの新年賀詞交歓会の開催だ。賀詞交歓会開催の意義は,協会活動を理解し,多くの会員に参画意欲を高めていただくことと,前回の挨拶で説明を申し上げた。しかし,新型コロナウイルス感染症により開催中止を余儀なくされた。今回は感染対策の徹底に加え,各位のご理解があったからこそ,開催にこぎ着けることができた。感謝を申し上げる。さて,当協会は状況を把握した上で,技能検定実技試験の協力や総会開催など可能な限り活動してきた。5月から新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に移行するので,ブロック会の開催が期待できる。また,各委員会活動はコロナ禍でも前進している。今年も協会活動を推進していくので,協力を願う」と述べました。
 続いて,佐々木会長,井上良二元会長,有山幸治郎前会長による鏡開きが行われ,丸山幸俊副会長の発声で乾杯が行われました。
 歓談中は,渡辺清彦業務委員長,山中達裕技術委員長,奥山岩孝広報副委員長,大矢堪誉東京都技能検定推進委員長,瀬尾武裕都立高校教育推進委員長がそれぞれ現在の委員会活動の現状を報告しました。その後,会員企業の所在地を東西南北に分けた地区の代表として,今野照大東ブロック長,柴田有紀西ブロック長,奥山岩孝南ブロック長,佐々久 北ブロック長が紹介されました。
 渡辺清彦副会長が挨拶した後,中締が行われ,賀詞交歓会は終了しました。

技能講習会を開催 技術委員会

 1月13日、東京・台東区の東京文具共和会館で技能講習会を開催しました(共催:(一社)全国防水工事業協会関東・甲信支部東京都分会)。
 講習内容(受講者数)は、アスファルト防水(22名)、合成ゴム系シート防水(4名)塩化ビニル系シート(7名)、改質アスファルトシートトーチ工法(12名)の防水施工。当日は、受講者が希望する講習に分かれ、当協会特別会員である材料メーカーから招いた工法別の講師らから、テキストやパワーポイントを活用した座学や講習会用架台を使用した実技の要点解説など、防水技能向上のポイントを学びました。
 参加者は熱心に聴講するとともに、それぞれの講義で不明点を積極的に質問しました。

【告知】令和5年度前期防水施工1作業技能検定試験 受検希望者予備調査のご案内

 当協会が実施する令和5年度の“改質アスファルトシート常温粘着工法防水工事作業の技能検定試験の受検者調査を実施致します。

詳細(PDFファイル)はこちらからご確認いただけます。

年頭のごあいさつ

「年頭のごあいさつ」
会長 佐々木 浩


 皆様、新年明けましておめでとうございます。日頃から当協会に対しご指導とご協力を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
 会長に就任して以来、振り返りますとさまざまな出来事がありました。特に、昨年は試練が度重なったと感じております。しかしながら、当協会においては悪いことばかりではなく、3年ぶりに対面で総会を開催することができました。そして、すべての委員会が活動できたことは将来に向けて前進しているようで、とても力強く感じています。象徴的なこととして、日本建築仕上学会監修のもと、『既存建築物の金属屋根に対する塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを用いる断熱防水改修工事指針・同解説』を発刊いたしました。当協会としては初の取組みであり、金属屋根防水改修仕様標準化委員会の近藤照夫委員長をはじめ委員各位にご協力いただき、とても素晴らしい技術書となりました。コロナ禍でもこのような事業が達成できたことは、委員各位、そして本事業にご理解いただいた当協会の皆様のおかげと深く感謝しております。早速、業務委員会を通じて自由民主党、公明党に在籍する当協会顧問の方々と協議し、勉強会や説明会を開催しています。また、区役所などにも訪問し、説明会を開催したことをお伝えいたします。

 さて、我々の業界に目を向けますと、材料費の高騰のほか、インボイス制度や建設キャリアアップシステム、技能員不足、偏った施工時期、働き方改革といったさまざまな課題が山積しており、そろそろ先送りできない状況に来ていると懸念しております。当協会全体で対策を講じるのは当然として、これからはより広い見地からの検討も大切だと考えています。全国防水工事業協会や日本防水材料協会といった当協会と関連する組織と、防水業界の将来を前向きに検討する必要性を強く感じております。技能員育成についてはすでに協議を重ねており、少しずつではありますが成果が得られております。困難が続く状況下においても、それぞれの立場から知恵を寄せ集めることで、多くの課題が突破できると信じております。これまで簡単に解決できない課題については「なんとかなる」と曖昧に対応してきたところもあるかと存じますが、いよいよ業界全体で試行錯誤を重ねながら、真の意味で問題を解決しなければならない時が来たと襟を正しています。その覚悟を持って今年は前進あるのみと考え、皆様とともに防水業界を盛り上げていく所存です。

 最後になりますが、2023年が皆様にとって良い年になりますことを心から祈念いたします。本年もご支援ご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。