当協会は令和3年1月14日、東京・台東区の東京文具共和会館で技能講習会を開催しました（共催：（一社）全国防水工事業協会関東・甲信支部東京都分会）。
　講習内容（受講者数）は、アスファルト（4名）、塩化ビニル系シート（9名）、改質アスファルトシートトーチ工法（10名）の防水施工。当日は、受講者が希望する講習に分かれ、同協会特別会員である材料メーカーから招いた工法別の講師から、テキストやパワーポイントを活用した座学や講習会用架台を使用した実技の要点解説など、防水技能向上のポイントを学びました。

　当協会が実施する令和3年度の“改質アスファルトシート常温粘着工法防水工事作業の技能検定試験の受検者調査を実施致します。

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【Contents】

・令和3年三役の挨拶

・令和2年度後期技能検定のお知らせ

・令和2年度技能講習会のご案内

・活動報告

・事務局だより

・会員名簿

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「年頭のごあいさつ」
会長　佐々木 浩

　新年明けましておめでとうございます。
　平素は当協会の活動に対しご支援とご協力を賜りまして、厚く御礼申し上げます。

　会長就任後、これまでさまざまな出来事がございましたが、昨年ほど厳しい年はなかったと思います。そしてコロナ禍による試練はいまも継続しております。
　振り返れば、近年は東日本大震災やリーマンショックといった大事もありましたが、国民の多大なる努力と協力で克服して参りました。一方、今回の新型コロナウイルス感染症はやっかいで、大勢で行動することが制限される反面、行動しなければ対策が講じられないという、もどかしい状態が続いています。

　東京五輪開催が延期され、行動や経済が停滞し、私たちを取り巻く労働環境も規制で満ち溢れ、それらに対応する難しさを痛感した次第です。それでも落ち着いて考えてみると、日本人の美徳である思いやりと節度ある立ち振る舞いをもってすれば、状況を的確に把握しながら注意深く歩を進めることも可能となり、少しずつ明るい兆しが見えてくる気がいたします。もちろん、一人ひとりの行動姿勢は大切ですから、いつも以上の慎重さは不可欠です。規範となる行動に努めて参りましょう。

　さて、昨年の協会活動を思い返せば、書面総会となったことで皆様にお目に掛かれず寂しい思いをいたしました。事業活動としては、ブロック会はほとんど開催されませんでした。都立高校教育推進委員会は、昨年3月に予定していた高校への講師派遣は中止となりましたが、事態が収束次第開催できるよう、高校側と連絡を取り合いながら計画を立てております。

　技術委員会も技術研修会を中止しましたが、後期技能検定講習会は開催する方向で準備を整えております。広報委員会は、Webサイトの更新や「都防協ニュース」を発刊いたしました。そして業務委員会は例年どおり、自由民主党と公明党の政務調査会ヒアリング会議や東京都各局との意見交換会に参加いたしました。

　東京都技能検定推進委員会は、一昨年から始まった前期技能検定の改質アスファルトシート常温粘着工法防水工事作業の技能検定人事や構成日程を調整して参りましたが、前期技能検定は開催中止となりました。しかしながら、後期技能検定は開催を目指し打ち合わせを重ねております。さらに、事業拡大を目論み、日本建築仕上学会と協議いたしました。そして、理事会を適宜開催して情報共有しながら、最良の対策を模索して参りました。

　残念ながら、本年は皆様とお目に掛かる機会の一つである新年会が中止となりましたので、総会において親交を深められることを楽しみにしております。加えて、東京五輪が無事開催されることを祈念しております。

　本年の抱負といたしましては、さらに皆様の役に立つ組織となるよう、これまで以上に力を尽くして参る所存です。手探りではございますが、皆で知恵を出し合い、半歩でも前進できるよう力強く推進して参りますので、何卒ご協力願います。

　最後になりますが、2021年が皆様にとって良い年になりますことを祈念いたします。本年もよろしくお願い申し上げます。