当協会は7月19日、東京・府中市の都立多摩職業能力開発センター府中校で技能講習会を開催しました(協賛：(一社)全国防水工事業協会関東・甲信支部東京都分会)。
　講習内容は、改質アスファルトシート常温粘着工法。当日は、会員企業や材料メーカーから講師をお迎えし、午前にテキストを使用した学科講習を受け、午後は講習会用架台を使用した実技講習により、同工法の技能向上のポイントを学びました。
　参加者は熱心に聴講するとともに、講義や実技講習で不明点を積極的に質問しました。

　当協会が実施する今年度の“塩化ビニル系シート”“改質アスファルトシートトーチ工法”2作業の技能検定試験の受検者予備調査を実施致します。

■ 新体制で事業活性化に邁進

　当協会は6月26日、東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷で第26回通常総会を開催しました。審議された議案はすべて可決承認され、任期満了に伴う役員改選では佐々木浩会長が再任されたほか、山中達裕理事が副会長、柴田有紀理事が業務委員長に新任されました。
　当日は、佐々木会長が挨拶を述べた後、丸山幸俊副会長が議長に選任され、議案審議に入りました。令和5年度の事業方針は、「会員各社の全員参加、直接参加を旨とし、各事業方針を軸に事業展開を図り、ますます有意義な協会を実現する」となりました。主な事業計画は、①東京都行政機関への建議と陳情 ②都における防水専門工事業団体としての位置づけの確立と向上 ③技能検定の実技試験の協力 ④「防水施工」に関連する諸資格取得への指導および推進 ⑤講習会、研修会の開催 ⑥都立工科高校授業への参画などです。

　総会終了後の懇親会では、冒頭、佐々木会長が「コロナ禍でありながらも、当協会は感染対策を遵守しながら粛々と事業活動を遂行してきた。しかしながら、対面を前提とした都立工科高校授業への参画や隔年開催となった技能検定作業種への対応が滞ったことは、状況を考慮すれば致し方ないとはいえ、忸怩たる思いだ。会長に再任されたからにはサポート体制を整え、精一杯活動を推し進める覚悟だ。会員各位のご協力を心から願う」と抱負を述べた後、今春逝去した当協会名誉顧問の三田敏哉第38代東京都議会議長に対し、自身の思い出話を交えながら、追悼の意を表しました。
　続いて、来賓として早坂義弘都議会議員、髙倉良生都議会議員、中山信行都議会議員、東京都職業能力開発協会・影山忠男技能検定部長、近藤照夫ものつくり大学名誉教授がそれぞれ祝辞を述べた後、（一社）全国防水工事業協会・内田浩文常任理事の発声で乾杯が行われました。

　一同和やかに歓談した後、静間公彦理事の中締めにより、盛会裡に散会しました。