技能講習会を開催 技術委員会
1月18日、東京・台東区の東京文具共和会館で技能講習会を開催しました(共催:(一社)全国防水工事業協会関東・甲信支部東京都分会)。
講習内容(受講者数)は、塩化ビニル系シート(4名)、改質アスファルトシートトーチ工法(8名)の防水施工。当日は午後から、受講者が希望する講習に分かれ、当協会特別会員である材料メーカーから招いた工法別の講師から、テキストやパワーポイントを活用した学科講習を受け、講習会用架台を使用した実技の要点解説など、防水技能向上のポイントを学びました。
参加者は熱心に聴講するとともに、それぞれの講義で不明点を積極的に質問しました。
【告知】令和6年度前期防水施工1作業技能検定試験 受検希望者予備調査のご案内
「都防協ニュース」74号を発行しました
年頭のごあいさつ
「年頭のごあいさつ」
会長 佐々木 浩
皆様、新年明けましておめでとうございます。日頃から当協会に対してご指導とご協力を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
昨年は新型コロナウイルス感染症が2類から5類へ移行したこともあり、総会も通常どおりに開催することができました。業務委員会、技術委員会、広報委員会、東京都技能検定推進委員会、都立高校教育推進委員会、ブロック会などで活発な活動ができたことは、関係各位のおかげと感謝いたします。
本年は、日本建築仕上学会監修の下、一昨年に発刊した『既存建築物の金属屋根に対する塩化ビニル樹脂系シートを用いる断熱防水改修工事指針・同解説』の活用を進めて参ります。また、本指針は当協会が日本建築仕上学会へ委託した、塩ビ系シート防水において断熱防水改修工法の標準化作業の成果物を取りまとめたものです。改質アスファルト防水についても、昨年から同様の委託事業を行っており、本年も進めて参ります。
国内情勢に目を向けますと、円安による物価の高騰をはじめとして、問題は山積しています。なかでも5年間の猶予期間が終了し、いよいよ完全に実施されることになる時間外労働の上限規制問題は、我々の業界においても切実な問題です。運輸業界はもちろんですが、建設業においてもこの規制が適用されます。この問題は、我々の業界の働き方改革推進を意味するものでもありますが、会員各社がそれぞれの雇用形態に合わせて対応していかなければならないことの一つです。
インボイス制度への対応や建設キャリアアップシステムの普及など、当協会としても対策を講じていくことはもちろんですが、全国防水工事業協会や日本防水材料協会など関連している団体組織とともに防水業界の将来について検討していくことで、困難な状況であっても突破できると信じております。
今年は辰の年です。竜は伝説上の生き物ですが、水の神様ともいわれており、我々の業界とも何か縁を感じます。今年の辰年は蒔いた種が芽吹く年でもあるそうですが、それにあやかり、当協会も会員数100社の到達を目指したいと思います。そのためにも、皆様のお力を借りながら、防水業界を少しでも盛り上げるべく事業活動に邁進していきます。
2024年が皆様にとって良い年になりますことを心から祈念いたします。本年もご支援、ご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。